奥出雲おろち号乗ってきました 続き

その1はこちらから



木次駅ホーム上は10名くらい。

「ガラガラ?」


で、おろち号の入線を待っていると


改札からお年寄り団体様ご一行

ざっと40名ほど。




入線してきました。






なんと記念撮影用にとホーム端で一度止まってくれます。

団体さんは早く乗りたがっています。

カメラ撮影が終わったのを確認してから入線。

ほのぼのとしていて良い感じ。




到着後はJRの職員さん総出で記念撮影のお手伝い

プラカードを持って皆さんの撮影をお手伝いしてくれました

私たちもお願いすると
「機関車の前がいいでしょう」と連れて行かれパチリ。

うーんほのぼの(^^)

出発の際は

ホームの職員さんから改札の係員さん、保線の皆さん
踏切警戒の係員さん

全員が手を振ってお見送り。

一生懸命手を振っていたので写真撮り損ないました。
感動。




車内は80%くらい埋まっています。

車掌さん曰く本日は満席だそうです。

走り出してから感じたこと。

「風が強い。そして寒い」

これは想像以上でした

毛糸の帽子、耳あて、そして足下も頑丈に防寒対策することをお勧めします。



木次駅発備後落合行きは

客車が先頭

そのため、ご覧の通り前面展望が楽しめます。







トロッコ車内

窓は全くありません。

そのため、天候不良時用に



冷暖房完備の車両が連結されています。

トロッコの座席と同じ分だけ一般座席があります。

トロッコの座席番号の座席に座ることが出来ます。

つまり、
「奥出雲おろち号」は

指定席1枚で2つの席を確保しているのです!凄い!




最初の停車駅「日登駅」

ここでカスタードプリンの車内販売



めっちゃおいしい!



「出雲八代駅」
ここでは地元の幼稚園児がお出迎えしてくれました。

そして歌まで披露してくれました
授業の一環だそうで
この地区に園児がこれだけいることにある意味感動


クリーム大福をホームで売っていたので
柵越しに購入

うまい!



沿線の方々も皆手を振ってくれます。

いい場所ですね。



「出雲三成駅」

仁多牛弁当を売りに来ました。

絶品!

コレはお勧めです。



ここで、更に団体が乗車し、満席。。。のはず。



しかし、走行風による寒さにより

一般車両に移る旅客続出


埋まっている座席は3分の2程度


私たちの向かい側の団体の女性も2駅持ちませんでした(^^)







トンネルに入ると轟音

天井のオロチが光ります。




乗車記念はがきを車掌さんが配りに来ました。


「八川駅」

有名な出雲そばをホームで売っています。


手前の亀嵩駅もそばで有名ですが、

こちらの方が最近はおいしいとの噂が。



ホームでの発売はどの駅もこんな感じ

短い停車時間でホームをいったり来たり

とはいうものの2両ですから知れていますが(^^)





木次駅を出発して1時間30分

3段スイッチバックの麓の駅「出雲坂根駅」に到着しました。

有名な「延命水」という湧き水が飲めます。



ホーム横の延命水汲み場

最近新設されたようです。

マイカー用にもっと大きな水汲み場が道路脇にあります。

もっとも95%車利用ですから。。。

この駅はおろち号を除くと1日3往復しか列車のない駅。。。




しかし駅舎は建て替えられてこんなに豪華


延命水での村おこしの拠点になっているようで




焼き鳥を売っています。




停車時間があるので車両をじっくり撮影出来ます。





次の駅は右上の橋より高いところ。

3段スイッチバックな訳です。






1駅で162mも標高差が
ビルにして45階相当!






方向を変えて出発です



右から上ってきて左へ行きます。



スイッチバックを終えると、先ほどの出雲坂根駅があんなに下に。




遠くに木次線と並行して走る国道が見えます。

全国でも珍しいダブルループ式です。

通称奥出雲おろちループ




これが奥出雲おろちループの先端の橋

道路全体がおろちをイメージしており、

この橋は口から吐く炎のよう。


この橋を見ると
三井野原駅に到着です




ここから、さっき見た赤い橋へ向かいます。

車掌さん曰く、徒歩10分ほど

「帰り道は上り坂なので乗り遅れないように」

聞けば、過去に乗り遅れたお客さんがいたそうで。。。


ここは、1日3本しか列車のない駅。。。

気を付けよう気を付けよう。








それにしてもこの駅、




なんでこんな内装なんでしょうね。




ちなみにこの駅、スキー場まで徒歩0分。

目の前が三井野原スキー場なんです。

その昔は広島から直通列車があったとか。




駅を出るとほどなく、大きな国道に。

そして直ぐトンネルが。

立派ですよね〜道路。




トンネルを抜けると、直ぐにあの、赤い橋。



ここ、高いんです。凄く高いんです。

谷底まで100mあるんです。



足をすくませながら、撮影



ここ、木次線



完全に見上げてます。

次回来るときはここを走るおろち号を撮りたいと思います。




無事帰りの列車に間に合いました。

やっぱり年配の団体さんでいっぱい。


帰りは行きと同じなので割愛しますが、

以下のことにご注意を

1.車内販売なし、もしくはやる気ナシ

2.園児のお迎えナシ

3.トンネルは排煙注意(けむたい)

4.メインのおろちループが最初にあるのであとが退屈


乗るなら絶対「木次発」ですよ


機関車が前なのが、自然でかっこいいと思っていましたが

実際乗車してみると、走行風に加え排煙のにおいがきつく感じます。

特にトンネルはきつい!


途中で団体旅客が下車しましたので

車内はがらがらになりました。



この写真はその時撮りました。

一般旅客は本当に少なかったです。

いや、団体ツアーに押さえられて、切符が取れない

と言った方が良いでしょうか

定員がわずか64名なので

全席押さえてしまうのかも知れません。


今回は乗車券が確保出来て本当にラッキーだったと思います。


ちなみに乗車をせずに撮影をされたい方へ。

いろんな駅で同じ撮影者を何度も見ました。

平行する道路も整備されているので車で移動すれば簡単に先回り出来ます。


と言うことは、木次線の存在意義って?

とても素晴らしい路線です。末永く残って欲しいです。







木次到着

入れ替える直前です



このあと右の列車で宍道駅まで

その後ゆったりやくも→新幹線さくらで新神戸に帰りました。





絶対また乗ります。
とても乗りたくなる列車です。



長々と最後までご覧頂きありがとうございました。